亜熱帯性気候。ベトナムは全体としては高温多雨で、熱帯モンスーン気候に属しています。しかし、南北に細長い国土のため、同じ時期でも地域によって気候は大きく異なっており、変化に富んだ自然景観が楽しめます。

南部

とても暑く、湿度が高く、ベトナムの中部、北部よりもはっきりとした熱帯気候です。気温は３５度以上に達しませんが、特にメコンデルタでは湿度が非常に高くなります。雨季（モンスーン）は５月・６月から１０月・１１月までの期間で、この時期は訪れる理想的な時期ではありません。まれに１年で２回雨季がある場合もあります。

北部

ゆるやかな四季があります。この地域は１１月から２月までの期間を除いて、１年のほとんどの期間暑く、乾燥していて、この期間標高の高い地域では快適で、涼しくなります。４月、５月は通常南部の場所よりも暑くなる一方で、冬のハノイの気温は１５度まで下がります。

中部

高い湿度と夏の雨季との混合した気候です。台風がしばばしば南シナ海から上陸し、海岸線に大損害を及ぼす事もありますので、注意が必要です。