本部はロストフに置かれる。北カフカース連邦管区の通称があったが、2010年1月19日の大統領令により、従来の13主体のうち、北カフカースの7主体が北カフカース連邦管区の名称で新たに設置された。

行政府所在地：ロストフ
設立：2000年5月18日
面積：418,500k㎡ （国土の2.5％）
人口：1397万3252人（全人口の9.8%）大型都市としてはロストフ・ナ・ドヌー、ヴォルゴグラード（両都市で100万人超）、クラスノダール、アストラハン、スタヴロポリ、ソチ、マハチカラ、ウラジカフカスが挙げられる。管区農村人口の割合（42.5%）はロシアで第1位であり、また人口密度（1k㎡当たり36.4人）では中央連邦管区に次ぐ高さとなっている
大統領全権代表：ウラジーミル・ウスチノフ
連邦構成主体：アディゲ共和国･カルムイク共和国･クラスノダル地方･アストラハン州･ヴォルゴグラード州･ロストフ州の6主体である。

◎気候：南管区地域はかなり変化に富んだ気候を持つ。高山地域を除いて夏は非常に温暖。6月の平均気温は20～24℃で推移している。植生期は10℃以上の期間が170～190日程続き、ステップ・山麓地帯の年間日射量はモスクワ郊外地域のおよそ1.5倍に上る。冬季は管区の各地域で異なる気候状況を呈する。

◎交通： 北カフカース鉄道がロストフ・ナ・ドヌに達し、カフカース方面への鉄道の拠点になっている。