2010年1月19日、ドミートリー・メドヴェージェフ大統領により南部連邦管区から分離して新たに設置された。

行政府所在地：ピャチゴルスク
設立：2010年1月19日
面積：170,700km2（国土の1％）
人口：893万3889人（ロシア全体の6.3%）ロシア民族の占める割合は、298万8,070人で全人口の33.45％である。
大統領全権代表：アレクサンドル・フロポーニン

◎連邦構成主体：ダゲスタン共和国 ・イングーシ共和国 ･カバルディノ・バルカル共和国 ･カラチャイ・チェルケス共和国 ･北オセチア共和国 ･スタヴロポリ地方･チェチェン共和国 の7主体である。

◎民族構成：ロシア人、アグル人、アヴァール人、ダルギン人、ラク人、レズギン人、ルトゥル人、タバサラン人、ツァフル人、クムイク人、ノガイ人、イングーシ人、カバルダ人、バルカル人、カラチャイ人、チェルケス人、アバザ人、ノガイ人、アルメニア人、グルジア人、チェチェン人、イングーシ人など、多様な民族から構成されている

◎北カフカス連邦管区中心都市をスタヴロポリ地方ピャチゴルスク市に持ってきたというのは，地理的に管区内の各共和国首都へのアクセスからして，地図を見て納得するところです。連邦構成体の首都・州都ではない初めての連邦管区中心都市です。但し，ピチゴルスク市周辺にはキスロヴォーツクやエッセントゥキ，ミネラーリヌィエ・ヴォドゥイ，ゲオルギエフスクなどの都市群が控えており，これらを合わせるとスラヴロポリ市人口を凌駕しています。
人口では北カフカス連邦管区が893万3889人，南連邦管区が1397万3252人となり，ロシア8連邦管区中でそれぞれ7位，4位となりました。
民族構成では2002年国勢調査ベースで，旧南連邦管区がロシア人64.59％だったのが，新・南連邦管区がロシア人率84.86％に跳ね上がったのと対照的に，北カフカス連邦管区では33.45％となりました。こうして見ると従来の南連邦管区は全く別々の地域を併せていたのが分かります。